ウタ日記

浮遊することばと追いかけっこ

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

今見えていることが全てじゃないし、見えないことの方が大切というわけでもない

人ってね 見える事象が全てでも 宇宙(ソラ)も素粒子も見えない 視神経 網張りかかる獲物待つ 決してかからぬ形なきもの しばらく詠めませんでした。 精神状態が全く整いません。 そういう状態はもう飽き飽きするほど経験しても、整わないときの対処法は「…

美しい汗には条件がある

濡れ髪を くるり巻き上げ 露わなる うなじに滲む 汗に気づいて 女性の汗が美しいのは、若さゆえ。失ってみてそう思う。 もう一つ美しい汗は、汚れた町工場のおっちゃんの 額、頭のてっぺんから、腕から、背中から滴り落ちる汗。 どちらにしても、私には手が…

キズと痛み

桃を吸う 果汁に濡れし指先に 纏わりついて 屍臭は甘い 粘膜を伝う 痛みは快楽に 35度の透明アルコール 血の味に似るか 甘美な柘榴の実 細胞のように粒身寄せ合う いろいろな事故が多発している中、不謹慎だ、とは思うけれど キズは生々しく「生」の匂いを発…

あまり心を揺さぶられないです、海

真昼の月からの手紙 さん の題詠「海」を読んで、 私も「海」に挑戦してみました。 繰り返し寄せては引くと信じおり この身を安堵へ連れて逝け波の音 この海の向こうに何があるのだろう? 無知と希望を持っていたあの頃 心を痛めた時海を見たいという人は多…

伝わらないんだ、こんなに伝えたいのに。

心より 絞り出したることばさえ シナプス受容セズ のシグナル 心を込めれば込めるほど、空回りの猿芝居になる。 なぜ伝わらないのか、悩めは悩むほど、底なし沼に落ちてゆく。

夏は傷痍射撃

強き陽に狙い撃たれし百日紅 枝の先より 炎は点る 暑い。 何もかも焼けてしまいそうなほど。 植物さえも焼けるんじゃないかと、 そう思いきや、花が咲いている姿を見ると清涼感を感じる。 それが真っ赤なブーゲンビリアであっても。 今日、ピンクと白の混じ…

お引っ越ししようと思ったけれど、しばらく併用で。

◆ 短歌を日々詠う修練(コソ練)の場、こちらへお引っ越ししようと思った訳 この人のブログで、彼女が短歌に興味を持ったからでした。 こんな感性の人に詠んで欲しい「今の歌」 短歌詠みのひとは、高齢の人が多くて、昔懐かしい。だったり、長年連連れ添った…