2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧
豊穣の母なる大地とたたえけり 草木茂らせときには枯らす 題詠のお題が「母」なので、投稿歌は違う歌にしましたが、「母」の歌をひねり出す。 「母」は苦手です、自分もなったことが無いし。 短歌大会に応募するのに18首ひねっていたら、もう出尽くした感…
カサカサと玉葱の皮を剥くように 君への想いは軽く薄くなり 気になる。好きでも嫌いでも、気になる人は気になるもの。 嫌いで気になるのも、意地悪な感情も それは執着心だと思う。 執着から解き放たれるときは案外なにも感慨が無いもの 改稿9/25 カサカサと…
衰えぬ陽は強く 目にさやかなり 秋の戸叩く キンモクセイの香 むずかしいですね、本歌取り。 本歌がわかっていただけなかったりすると、凹むのですが、 秋のこの歌は大好きです。 果敢に挑戦してみましたが、自爆したみたいです・・・ 秋ですが、日中の気温…
救うのは 母体か胎児か迷うことさえ無きを知る 命の軽さ 短歌大会の題詠を習作している。 題は「母」 まず湧き出て来た歌。私の心の中のどす黒い部分を、穿り出してみるかのようだ。 と、自分の歌ながら思う。 秋の夜の永きに耐えかね 眠らない理由(わけ)…
幼き日 鼻腔を抜ける日向味(ひなたあじ) 寒さきたるべし 備えよ栗ごはん 栗が庶民の手元に届く季節になって来た。 今年はどういう訳か、我が家の近所のスーパーでとても安い。 今出回っているのは茨城産の栗で、この夏は暑かったせいか 大きくほくほくでと…
*・・・って風にね、しぬほどつらくなるから、それを心配したの。 ーーーー<会話少し> ++ ・・・でも、人間誰しもがいつかは必ず死ぬんだよ。だったら、何時どこで 死んでも同じじゃないのかな。それが少し速いか遅いかの違いで、宇宙に流れる 時間にし…
しばらくぶりです。 旅の途上で歌を詠もう、なんて、洒落たことも考えてみましたが そんな余裕は全くありませんでした・・・ 手のひらを かざしてみれば大空に 血潮は空かず光遮ぎらる 憑かれしは満月の夜のその次の 猶予(いざよ)う心見透かす空よ 昼と夜…