肉を焼き魚をさばく肌深き染み込む匂い僅かに甘やか 人知れずこころは深く堕ちてゆく高き陽燦々仰ぐときこそ
安穏を希(のぞ)みて白い二粒に連れられし夢に塹壕は待つ 心音を刻む音(ね)に時計シンクロす弱々しく西日刺さり込む 同じ色ばかり減りゆく色鉛筆頑な心を写し取るから
君の棲む世界に朝日が昇るたびカーテン越しに突き刺さる刃(やいば) 髪なんてほっておいても乾くだろ片手に抱いた猫の洗顔 寒色に目が慣れて冬山茶花はマゼンダ雪こそモノクローム
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