珈琲の舌に苦みは際立ちて羽織る白シャツ今朝は重たし 羽織るシャツ白きが今朝は重たくて珈琲の苦み舌にざらりと 今朝のことツグミが一羽飛び立ったシャツの真白きひんやり滑る
新学期大きな銀杏に寄りかかり木漏れ日浴びし講義の合間クラス一洒落た彼女は講義中万年筆にてノート取りをり騒がしく講義は続く数学の黙ししままに板書も続く
あなたとは分かち合えないこの思いテーブルはさみみかん皮むく 昨日から今日へと渡る24時小さなみかんのスジとっている 世界では命の尊厳裂けてゆく蜜柑の皮を剥くがごとくに
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